第一生命HD、ミャンマーに駐在員事務所

 第一生命ホールディングス(HD)は7日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに、駐在員事務所を3月29日付で設立したと発表した。日本の生命保険会社による駐在員事務所の開設は太陽生命保険に続いて2社目。ミャンマー保険市場の外資開放に備え、市場調査や関係当局との関係づくりの足がかりとする。ミャンマーでは、2013年に初めて民間の保険会社が設立されたばかり。現在は13社まで増えたものの、民間に商品開発の自由はなく、販路も少ない。ただ、外資に市場が開放された場合、駐在員事務所を構えていることが営業認可取得の条件となる可能性があるという。第一生命はこれを視野に先行利益を享受したい考えだ。