【東芝の誤算 原発事業撤退】(中)不透明な追加損失、米政権からむスポンサー探し… WH破綻後も東芝に3つのリスク (1/2ページ)

2017.4.13 06:10

ウェスチングハウス・エレクトリックが進めるボーグル原発3、4号機の建設現場=2013年8月、米ジョージア州ウェインズボロ(共同)
ウェスチングハウス・エレクトリックが進めるボーグル原発3、4号機の建設現場=2013年8月、米ジョージア州ウェインズボロ(共同)【拡大】

 西太平洋からインド洋にかけての広大な地域に展開する米海軍第7艦隊。神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンはその中核だ。1隻で中小国の空軍に匹敵するという同空母の心臓部には、米連邦破産法11条の適用を申請した米原子力大手、ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)製の原子炉2基が搭載されている。

 安全保障

 「WHが中国の手に渡るのだけは、阻止しなければならない」

 米通信社ブルームバーグによると、米トランプ政権幹部らはWHの行方に神経をとがらせているようだ。最先端の原子力技術は軍事機密に通じる。WHは中国にとって、のどから手が出るほど欲しいものだ。2014年には中国軍当局者5人が、WHから機密情報を盗み出す目的でハッキング行為をし、米国内で起訴された。

 破産法申請でWHは東芝の連結対象から外れた。とはいえ、株式売却が終わるまでは“縁切り”とならない。買い手候補が限られる中、安全保障をめぐる米政権の意向がからむスポンサー探しは、東芝の再建の大きなリスクだ。米連邦破産法11条の適用を申請したとはいえ、東芝の再建には課題が山積している。前述の安全保障に加え、追加損失、資金調達の3つのリスクは大きい。

 追加損失

 WHの経営破綻を発表した3月29日の記者会見。海外原発事業を切り離した後も損失が拡大する可能性を再三、問われた原発担当の畠澤守常務はポツリと漏らした。「私どもの観点では(追加負担は)ない」

「WHの破綻には不透明な部分がある」

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