【ビジネスのつぼ】ダイソン 微粒子や有害ガスを除去 空調家電で「新風」 (1/4ページ)

2017.4.17 05:00

ダイソンが開発したピュアホット・アンド・クールリンク空気清浄機能付きファンヒーター
ダイソンが開発したピュアホット・アンド・クールリンク空気清浄機能付きファンヒーター【拡大】

  • ダイソンの空調家電製品開発責任者のドミニク・メイソン氏

 □ダイソン「ピュアホット・アンド・クールリンク空気清浄機能付きファンヒーター」

 「成功から学ぶことは何もない」

 これは、英家電大手ダイソンの創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏の言葉だ。そこには、失敗を恐れず挑戦を続け、前進することが創造に欠かせない-という“技術者魂”が込められている。

 ◆フィルター機能に注力

 失敗や周囲からの批判を恐れて慎重な発言、行動を心がけることを日本ではしばしば「空気を読む」ともいわれ、処世術として重んじる傾向まである。

 しかし、ダイソンが今月発売した空調家電「ピュアホット・アンド・クールリンク空気清浄機能付きファンヒーター」は、空気を“恐れる”どころか、徹底的にコントロールし、生活を快適にする製品だ。

 ダイソンといえば、羽根をなくした画期的で室内空間にも調和するデザインの扇風機「エアーマルチプライヤー」で知られる。新製品は、扇風機に空気清浄機とファンヒーターの機能を加え、1台で3役をこなすという優れものだ。

 特に注力したのが、吸い取る空気を濾過(ろか)するフィルター機能だ。直径0.1マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)以下の「PM0.1」と呼ばれる超微小粒子状の有害物質を99.95%取り除けるようになった。

 「今まで誰もが見落としていた問題を見つけて解決するテクノロジーカンパニー」という、ダイソンのスタイルをまさに具体化した高レベルな技術だ。

 「従来の空気清浄機がスピードを重視するあまり、人体に悪影響を及ぼすとされるPM0.1レベルの微細な粒子を取り逃していた」

 そう鋭く指摘するのは、ダイソンの空調家電製品開発責任者のドミニク・メイソン氏だ。

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