【現場の風】主要産油国の協調減産延長の行方注視 (1/2ページ)

2017.4.19 05:00


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 □石油天然ガス・金属鉱物資源機構主席エコノミスト 野神隆之さん(52)

 --今後の原油価格動向で最大の下落リスクは

 「米国のシェールオイル生産が当初見込みより上振れしていることだ。石油掘削装置の稼働数は2016年5月時点では273基で底を打っていたが、今は600基を超えている。それに伴って原油生産量も反転し、日量900万バレルに到達している。米国の原油生産が増えると石油輸出国機構(OPEC)や非OPECの減産効果が相殺され、需給の引き締まり感が発生せず、結果として原油相場が下がってしまう」

 --主要産油国による協調減産のこれまでの評価と、OPECが検討している減産延長の効果は

 「サウジアラビアなど一部の国が目標以上に減産することで全体の順守目標を達成している。ただ、サウジはいつまでもただ乗りしているところに恩恵を与えるつもりはなく、今後(OPECが)不協和音になるリスクがある。減産延長は、全くしないとなると市場心理としては供給過剰感が出て足元の在庫も強いので、油価が下がってしまう。一方、現在のペースで減産を続けると需要が高水準になる年の後半に需給が引き締まりすぎてしまう可能性がある。現在の日量116万バレルから減産幅を弱めて延長するのが、市場にもOPECにとっても一番いいのではないか」

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