米IT大手IBMが18日発表した2017年1~3月期決算は、売上高が前年同期比3%減の181億5500万ドル(約1兆9600億円)と5年(20四半期)連続の減収となった。最終利益も13%減の17億5千万ドルと振るわなかった。
コンサルティングやITインフラ、システム関連など旧来型のビジネスの減収が、全体の足を引っ張る構図が続いた。サーバーなどハードウエア事業の減収率がとりわけ大きかった。
将来性の見込めるデータ保管のクラウド事業や、人工知能(AI)「ワトソン」を活用した事業は成長しているが、全体の減収を補うには至っていない。
決算の内容は市場予想を下回り、IBMの株価は時間外取引で大幅に下落した。(共同)