沢井製薬、1175億円で米後発薬買収 生産設備や販売網を活用

2017.4.21 05:00

 沢井製薬は20日、米国のジェネリック医薬品(後発薬)メーカー「アップシャー・スミス・ラボラトリーズ(USL)」を10億5000万ドル(約1155億円)で買収すると発表した。仲介料を含めると、買収総額は約1175億円になる。子会社を通じて6月末までに全株式を取得する。世界最大の後発薬市場である米国に本格的に進出する。

 USLは1919年設立。研究開発から販売までを手掛ける。沢井製薬によると、2016年12月期の売上高は約4億ドル(約440億円)で、米国の後発薬メーカーでは28位。

 沢井製薬の沢井光郎社長は20日、大阪市の本社で会見し「われわれの製剤技術とUSLの販売網やブランド力を掛け合わせれば米国でスピード感を持って事業を展開できる」と強調した。生産設備や販売網を活用するとともに、規制当局への対応のノウハウを得る。

 沢井社長は国内外の後発薬市場に関し「(日本では)65歳以上の人口は減らず、まだまだ成長できる。米国事業を日本に続く第2の柱にしたい」と収益拡大に意欲を見せた。

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