ファンも離れ… かっぱ寿司買収でピンチ、外食大手コロワイドのおごりによる誤算 (3/6ページ)

2017.4.23 13:02

 さて、蔵人会長の最も優れた点は、M&A戦略で買収したチェーン本部とコロワイド本部との「一体化」を進めるのがうまかったことだ。コロワイドは買収した会社のチェーン本部を例外なく、本社が入居する横浜ランドマークタワーに集め、親会社、子会社また新卒、中途入社、学歴など差別なく大部屋で一緒に仕事をさせた。とにかく寄り合い所帯で、新卒、中途社員などさまざまな社風にもまれてきた人たちが一カ所に集まって仕事をする。

 コロワイドでは「実力主義」「信賞必罰」「被買収社員との差別なし」といった経営方針で経営の求心力は保った。蔵人会長は実績を上げれば被買収会社の社員でも出世させた。そのため30~40代で事業本部長や社長に就くケースもあって、人事は活性化していた。蔵人会長は「同じ釜の飯を食う仲間」としての意識を植え付けて、「全社員の一体化」を図ったことが企業再生の成功につながってきた。

おごりと過信による失敗

 13年11月、3期連続赤字に陥ったかっぱ寿司は、回転寿司チェーン「元気寿司」が“救済合併”するような形で業務提携を結んだ。両社の筆頭株主に就いていたコメ卸最大手の神明(神戸市)の藤尾益雄社長がこの提携を推進した。

 だが、コロワイドの蔵人会長は神明が進める経営統合がうまく運ばないのを見て、かっぱ寿司の買収に乗り出した。

 「かっぱ寿司はコロワイドへの身売りが3回目。『安かろう、まずかろう』という悪いイメージが定着していて、買収するメリットよりリスクの方がはるかに大きい案件でした」(関係者)

「安かろう、まずかろう」のイメージ払拭できず

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