誕生して20年 バンダイの新作「たまごっち みくす」が示す“原点と戦略” (1/3ページ)

2017.5.6 16:07

バンダイが20周年を記念して開発した「たまごっちみくす」
バンダイが20周年を記念して開発した「たまごっちみくす」【拡大】

  • 「たまごっちみくす」について話し合うバンダイの開発チーム。中央下がリーダーの木次佳織さん
  • バンダイの初代「たまごっち」(C)BANDAI,WiZ

 【開発ヒストリー】

 バンダイの携帯型育成ゲーム「たまごっち」が誕生して20年が経過した。同社は20周年を記念し、昨年7月に「たまごっち みくす」を発売。開発チームはたまごっちの原点を意識しつつ、「遺伝」の要素を取り入れるなど、新たな楽しみ方を示した。

 たまごっちは平成8年に発売され、キャラクターにエサを与えて育てる遊び方が爆発的な人気を呼び、社会現象にもなった。同年11月から11年3月まで販売された初代たまごっちシリーズは、全世界で累計4000万個を記録した。

 その後、16年3月に赤外線通信機能を搭載した「かえってきた!たまごっちプラス」として復活。1年から1年半の間隔で新製品が発売され、28年3月末現在で累計8100万個以上を販売している。

 「たまごっち みくす」について、開発担当のガールズトイ事業部キャラクター2チームの木次佳織アシスタントマネジャーは「20周年を意識して原点回帰にこだわった」と語る。

 たまごっちの醍醐(だいご)味は世話や育成にあり、その点を楽しめる企画を考えた。そこで出てきたのが「遺伝子」の要素をゲームに取り込むアイデアだった。

パターンは数千万以上、家系図も導入

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