ソニーは8日、次世代パネル「有機EL」を採用した「BRAVIA(ブラビア)」ブランドの高画質の4Kテレビ「A1シリーズ」を6月10日に発売すると発表した。ソニーの有機ELテレビ事業参入は7年ぶり。日本の有機ELテレビ市場で独走してきた韓国LGエレクトロニクスに対して、3月に東芝が4K対応の製品を投入。パナソニックも年内の発売を予定している。
A1シリーズは55型(税別想定価格、50万円前後)と65型(同80万円前後)の2種類。独自の画像処理技術を採用し、現実世界により近い黒や明るさの表現が可能になった。
また、パネルの裏に振動装置を搭載し、画面から直接音が出ることで高い臨場感を味わえる。77型も今年秋以降に発売する予定だ。
高木一郎執行役は「大型の有機ELテレビは、テレビ市場を広げる役割を担う」と説明。「スポーツや映画に適した色合いを実現できる」とし、普及に期待を寄せた。