赤字転落の三菱自、今期一転V字回復狙う 日産や三菱グループの懸念払拭に躍起 (1/2ページ)

2017.5.10 06:12

決算会見で記者からの質問に答える三菱自動車の益子修社長=9日、東京都港区
決算会見で記者からの質問に答える三菱自動車の益子修社長=9日、東京都港区【拡大】

 三菱自動車が9日発表した2017年3月期連結決算の最終損益は、1985億円の赤字(前期は725億円の黒字)となった。昨年4月に公表した燃費不正問題に伴う関連損失が膨らんだ。一方で、18年3月期の最終損益は680億円の黒字予想と、一転“V字回復”計画を打ち出した。不正問題とは縁遠かったアジアで売りまくる計画のためだが、問題の影響が色濃い国内は低迷したままで、国内での信頼回復はなおも道半ばだ。

 「業績のV字回復で信頼回復を図りたい」

 9日、東京都内で記者会見した益子修社長は、何度も同じ表現を繰り返し、収益拡大計画の説明に多くの時間を割いた。

 念頭にあったのは昨年10月に三菱自に34%を出資した筆頭株主の日産自動車や三菱グループの存在。V字回復計画をぶちあげて収益面の懸念を払拭し、信頼を取り戻す思惑がある。

 その証左として、益子氏は20年3月期の世界販売を18年3月期予想より25%多い125万台に引き上げ、本業の収益力を示す営業利益率も2.5ポイントアップの6%にする長期計画も打ち出した。

新たにベトナム進出を検討する方針も

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