【心の病防ぐマインドフルネス】「思いやり」で創造・生産性向上 (1/2ページ)

2017.5.10 05:00


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 □インナーコーリング・水野由貴執行役員

 日本でもブームの兆しがみられるマインドフルネスだが、さまざまな解釈、説明が気になる。改めて当社としてのマインドフルネスの解釈を、その源流をたどることで示したい。

 仏教に2500年前からある根本の教えに四締(したい)・八正道がある。要は「苦の現状を徹底的に知った上で、八正道を習得して苦の原因である渇愛を遮断していく」(魚川祐司著『仏教思想のゼロポイント』)ことが仏教の基本構造となり、八正道はその重要なファクターになる。

 マインドフルネスの源流は八正道のうちの「正念」にたどり着くが、八正道の全体像を語らず、正念だけに焦点を絞ると大きな間違いを犯す。

 八正道とは、(1)正見=先入観なく正しく見ること(2)正思惟=正しく思うこと、決意すること(3)正語=正直に正しい言葉を話すこと(4)正業=正しい行動をすること(5)正命=正しい生計をたてること(6)正精進=正しく努力すること(7)正念=正しく気づくこと(8)正定=正しく集中すること-の8つ。大切なのは、正念が八正道の重要な要素の一つであり、8つのステップを通じて初めて相乗効果がでること、そして、ほかの7つを支えるキーファクターであることだ。

 正念に焦点をあてたのは、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師だ。マインドフルネスを西洋に伝える懸け橋となった重要人物といえる。ハン師が1975年に米国で出版した『「気づき」の奇跡~暮らしの中の瞑想入門』は、医療セラピーやビジネスの分野でのブームの出発点とも言える本かもしれない。

 最後に同書からの引用を記したい。マインドフルネスの本質が読み取れるかもしれない。

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