日銀が11日発表した4月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行の月中平均の貸出残高は、前年同月比3・0%増の447兆6349億円で、5年7カ月連続で前年を上回った。残高は平成13年4月以来、16年ぶりの高水準だった。
企業の合併・買収(M&A)やアパートローンを含む不動産向けの融資が引き続き好調だった。
大手銀行などの「都銀等」は2・4%増の211兆8755億円、地方銀行と第二地方銀行の合計は3・5%増の235兆7594億円だった。
都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は、4・4%増の680兆9016億円だった。