製薬4社は全社減収 円高ドル安が影響 平成29年3月期決算

2017.5.11 21:59

 武田薬品工業など製薬大手4社の平成29年3月期連結決算が11日、出そろった。4社ともに、前期よりも為替が円高ドル安になったことで減収となった。為替影響による売上高の減少は武田で1174億円、アステラス製薬で947億円に及んだ。しかし、各社とも主力製品の販売が好調なことから、ワクチン子会社での減損処理を実施した第一三共以外は、営業増益となった。

 武田では、潰瘍性大腸炎治療薬「エンティビオ」が世界的に販売が急増。クリストフ・ウェバー社長は「(消化器系疾患などの)主要領域に集中させる転換が進んだ結果で、力強い決算になった」と評価した。

 アステラスも前立腺がん治療薬の「イクスタンジ」が堅調を維持。エーザイは抗がん薬「レンビマ」などが好調で、各社ともにグローバル展開する主力製品の販売が業績を牽引(けんいん)した。

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