電機大手決算 4社が営業減益 シャープは営業黒字に転換

2017.5.12 23:32

 経営再建中の東芝を除く電機大手7社の平成29年3月期連結決算が12日、出そろった。円高が響き全社が減収、本業のもうけを示す営業利益は4社が減益となった。

 一方、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下のシャープは戴正呉社長が主導する構造改革やコスト削減の効果で営業黒字に転換した。30年3月期は4社が増収増益を見込む。

 日立製作所は鉄道事業の英国向け販売などが拡大したが、円高が売上高を約4900億円、営業利益を約730億円押し下げた。

 シャープは構造改革が想定以上の効果を上げ、全事業部門が営業黒字を確保。最終損益の赤字幅は前期の約10分の1まで圧縮した。30年3月期の業績予想は見送ったものの、「最終黒字は当然」(野村勝明副社長)とする。

 ソニーは昨年の熊本地震で半導体工場が被災し、映画事業の価値を低く見直したことなどから減収減益となったが、30年3月期は「結果を出す年」(吉田憲一郎副社長)と位置付ける。家庭用ゲーム機「プレイステーション4」などの販売が好調であることを踏まえ、営業利益は中期経営目標で「公約」として掲げる5千億円の達成を見込む。

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