JMUと名村が最終赤字 造船大手17年3月期 受注低迷など影響

2017.5.13 05:00

船余りによる世界的な受注低迷で厳しい状況が続く造船業界
船余りによる世界的な受注低迷で厳しい状況が続く造船業界【拡大】

 三井造船など造船大手3社の2017年3月期連結決算が12日、出そろった。船余りによる世界的な受注低迷に加え、円高で売り上げが目減りした影響もあって、専業のジャパンマリンユナイテッド(JMU、東京)と名村造船所の2社は、最終損益が赤字となった。

 造船業界は、中国、韓国といった海外メーカーとの競争が激しい。不況が長引けば、業界再編につながる可能性もある。

 JFEホールディングスとIHI傘下の造船会社が13年に統合してできたJMUは、統合後初めて最終損益が94億円の赤字に転落した。前期は18億円の黒字だった。新型の液化天然ガス(LNG)船の建造コストが当初見込みよりも膨らんだことが響いた。

 名村造船所も最終損益が113億円の赤字(前期は73億円の黒字)となった。赤字は11年ぶり。新規開発船の受注に伴う損失を計上したことが影響した。

 一方、三井造船の最終損益は前期比60.5%増の121億円。保有不動産の売却で利益が押し上げられたためで、船の受注は振るわず、船舶部門の営業損益は97億円の赤字だった。18年3月期の同部門の営業損益予想も、収益性の低い船の建造が増えるとして120億円の赤字を見込む。

 船の建造量で国内首位の今治造船(愛媛県今治市)は決算を非公表。上位の大島造船所(長崎県西海市)も業績を公開していない。

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