高浜原発4号機が再稼働 関電の原発稼働1年2カ月ぶり、6月中旬に営業運転へ移行

関西電力高浜原発の3号機(手前右)、4号機(手前左)、奥は1号機(奥右)と2号機(同左)=福井県高浜町(本社ヘリから)
関西電力高浜原発の3号機(手前右)、4号機(手前左)、奥は1号機(奥右)と2号機(同左)=福井県高浜町(本社ヘリから)【拡大】

 関西電力は17日、高浜原発4号機(福井県、出力87万キロワット)を再稼働した。全国で稼働する原発は九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)と合わせ4基になる。関電の原発が稼働するのは約1年2カ月ぶり。関電は3号機の再稼働も経て、夏にも電気料金を値下げする。

 同日、核分裂を抑える制御棒が炉心に正常に挿入できるかの最終検査をしたうえで、午後5時に原子炉を起動させた。順調に進めば18日午前6時ごろ、核分裂が安定的に続く「臨界」に達する。22日にも発送電を始め、来月中旬に営業運転に移行する見通し。

 高浜3号機も来月上旬に原子炉を起動させ、7月上旬に営業運転に入る。

 関電は大飯原発3、4号機(福井県、出力各118万キロワット)も今秋に再稼働させ、その後に再度の値下げをする考え。

 高浜原発では、昨年1月に3号機が、同2月に4号機がそれぞれ再稼働したが、4号機は直後にトラブルで停止。同3月に大津地裁が両機の運転差し止めを命じる仮処分決定を出し、3号機も停止した。大阪高裁が今年3月に同決定を取り消し、4号機から再稼働をする準備を進めてきた。