【フロントランナー 地域金融】熊本第一信用金庫・生田俊伸支店長(2) (1/2ページ)

2017.5.17 05:00

 □熊本第一信用金庫上通支店の生田俊伸支店長

 ■取引先数を増強し収益基盤を拡大

 熊本第一信用金庫上通支店は市内の僚店と比べて営業環境も有利で、取引先数・融資量も多いが、裏を返せば金融激戦区ということだ。そこで生田俊伸支店長は、一先当たりのボリュームより取引先数の増強を重視する方針を掲げる。背景には地域経済の縮小という現実がある。

 「ビジネス面で比較的恵まれた環境にあるとはいえ、売り上げ不振や後継者不在といった問題を抱える先もあります。ボリュームは大切ですが、限られた大きな取引に頼ってしまうと、仮にその融資先が厳しい状況になった際には直接影響を受けてしまいます。地域金融機関として着実に生き残っていくためにも、規模の大小を問わず、取引先数の増強による収益基盤の拡充が重要と考えています」、と生田支店長は話す。

 「取引先数が増えていけば、必ず取引量も追随してくる」と言う生田氏。渉外担当時代に「できるだけ多くお客さまに会う」を掲げ活動していたところ、地域で顔が広まり、渉外に出なくても案件紹介の電話がかかってくるほどの存在になった。こうした自身の経験と地域経済の現実を見据えた冷静な視点が、営業方針の礎となっているという。

 「事業者を多数訪問する中で取引量が思うように増えていかなくても、商売や個人資産に関して、何かしら課題や悩みが生じた際に、熊本第一信用金庫の名前を思い出してもらえればよいのです。営業係には渉外は『まず当金庫がお客さまのお役に立てる存在であること』を知っていただくための活動と言い聞かせています」(生田氏)。店の切り盛りで忙しく、経営者に面談できなかった際は「いつでもお電話ください」といった文言を添えた名刺を置くなど、訪問した証拠を残すよう指導。面談がかなわなくても、後日経営者のほうから連絡してもらうための「種まき」の行動を心がけている。

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