セブン&アイ・ホールディングスは18日、日本コカ・コーラと共同企画した機能性表示食品「一(はじめ)緑茶 一日一本」(500ミリリットル、税込想定価格127円)を、22日発売すると発表した。ハーブの一種であるローズヒップから、体脂肪を減らす効果があるとされる成分「ティリロサイド」を抽出し、1本当たり0.1ミリグラム配合。セブングループのコンビニエンスストアやスーパーなど全国約1万9900店舗で販売する。
調査会社の矢野経済研究所によると、消費者が機能性表示食品に期待する機能は「内臓脂肪や中性脂肪への対策」が圧倒的に高い。こうした機能を掲げる緑茶飲料は苦みの強い商品が目立つが、コカ・コーラの担当者は「毎日手軽に飲み続けてもらうため、茶葉を撹拌(かくはん)せずに抽出するなどし、苦みや渋みの少ない味に仕上げた」と話す。
両社が機能性表示食品のプライベートブランド商品を発売するのは今回が初めて。主に、健康への意識が高い30~50歳代のニーズ獲得を狙う。