コーセー業績好調 営業利益、資生堂超え 買収の米事業が寄与 (1/3ページ)

2017.5.20 06:13

タルトの売り場
タルトの売り場【拡大】

 化粧品業界で、コーセーの業績好調ぶりが際立っている。同社の2017年3月期の連結営業利益は前期比13.1%増の391億円と3期連続で過去最高を更新し、業界の巨人、資生堂の営業利益(16年12月期で367億円)を上回った。売上高では3倍以上の資生堂を超える収益力の“秘密“はどこにあるのか。

 「私以上に社歴の長い役員や幹部が(長年目標としてきたので)喜んでいるのではないか」

 コーセーが17年3月期決算を受けて5月1日に開いた経営説明会。小林一俊社長は「資生堂超え」の率直な感想を吐露した。

 17年3月期は、売上高も9.6%増の2667億円と4期連続で過去最高を更新。営業利益率は15%に迫る高水準だ。今期も売上高2820億円、営業利益415億円と、連続の最高更新を目指している。

 コーセーの業績好調を支えているのは、同社がハイプレステージと呼ぶ高級品群だ。「コスメデコルテ」「アルビオン」「ジルスチュアート」といった主力の高級ブランドが軒並み過去最高の販売を記録した。訪日外国人(インバウンド)の需要も引き続き堅調で、関連売上高は145億円を計上した。

 ただ、高級品やインバウンド需要の好調は資生堂も変わらない。明暗が分かれているのは果敢にM&A(企業の合併・買収)を仕掛けた米国事業だ。

増益維持、かぎは中国事業

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。