小学生らを“超青田買い” 運輸・観光業界で職業体験プログラム充実相次ぐ (1/2ページ)

京浜急行電鉄が実施する職業体験プログラムでは、小学生が実際の鉄道イベントで案内役を務めた=平成28年5月、神奈川県横須賀市(同社提供)
京浜急行電鉄が実施する職業体験プログラムでは、小学生が実際の鉄道イベントで案内役を務めた=平成28年5月、神奈川県横須賀市(同社提供)【拡大】

 航空、鉄道などの運輸・観光業界で、子供向けの職業体験プログラムを充実させる動きが相次いでいる。未来の働き手である子供たちへのリクルート活動が主目的で、内容もトラブル解決など実戦さながらだ。他業界と比較しても人手不足の深刻化が目立つ運輸・観光業界。子供にとっての「あこがれの職業」を目指し、あの手この手の“超青田買い”を展開している。(佐久間修志)

 「お仕事紹介的な航空教室とは一線を画す」というANAホールディングスは10月、小学5、6年生対象の職業体験プログラム「ANA Blue Academy」を始める。文部科学省の学習指導要領に対応しており、スタッフが小学校へ出張授業を行う形式で、平成30年度までに全都道府県での実施を目指す。

 体験職種はパイロットや客室乗務員のほか、整備士、地上スタッフまで網羅。大がかりな機械を使うわけではないが、手話や英語も駆使しながら航空現場で実際に起こるようなトラブル対応、接客業務に挑む本格的な内容だ。航空業界は近くパイロットの大量退職が見込まれており、“即戦力”育成に期待する。