【ビジネスのつぼ】光英科学研究所「乳酸菌生産物質」 (2/4ページ)

2017.5.29 05:00

「毎日コンスタントに続けることが大事です」と話す光英科学研究所の村田公英社長。8歳の頃から乳酸菌生産物質を約70年飲み続けているという培養中の乳酸菌。周囲にはCDによる尺八の音色が流れる
「毎日コンスタントに続けることが大事です」と話す光英科学研究所の村田公英社長。8歳の頃から乳酸菌生産物質を約70年飲み続けているという培養中の乳酸菌。周囲にはCDによる尺八の音色が流れる【拡大】

  • 光英科学研究所の自社工場内は機材が磨き抜かれチリ一つ無いほど清潔だ=埼玉県和光市
  • サプリメントメーカーに原料を供給。奥の写真は本社工場
  • 培養中の乳酸菌。周囲にはCDによる尺八の音色が流れる

 「それなら腸内フローラがつくっている物質と同じものを体外で共棲培養して直接摂取すれば受け付けてくれるのではないか」。これが前身の寿光製薬(1948年設立)から同社が一貫して標榜(ひょうぼう)してきた研究テーマだった。

 試行錯誤のうえ20年ほど前に集大成した16種・35株の乳酸菌群を発酵させて得られる「乳酸菌生産物質」が完成。以来、独自の培養技術で「乳酸菌生産物質」を製造し、錠剤など自社ブランドの商品を販売するほか、主に健康食品の販売会社に原材料を提供したり、OEM(相手先ブランドによる生産)供給をしている。

 2011年にこの「乳酸菌生産物質を」、慶応大先端生命科学研究所とヒューマン・メタボロームテクノロジー社(山形県鶴岡市)で解析したところ、身体の健康に有用な34のペプチドを含む352種類の発酵代謝物質が特定された。抗ストレス機能を持つ糖脂質「ステリルグリコシド」や、「オルニチン」などのアミノ酸、「イソフラボン」「グルコサミン」などの健康機能物質が多く含まれているという。

 ◆バットなしのイチロー

 村田さんは「いま市販されている乳酸菌配合食品の多くには菌そのものしか入っていません。しかも菌の数が多ければ多いほど体にいいと誤解されている」と懸念を隠さない。「多くのメーカーの生産ラインでは菌が発酵するときに出るネバネバの代謝物などを全部洗ってしまい、遠心分離器で乳酸菌の単体を一生懸命集めて入れている」と指摘したうえで「イチロー選手がバットを持たずに打席に入っても何もできないように、乳酸菌は単体では何もできないんです」と話す。

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