【マネジメント新時代】ITリテラシーで後れを取っていないか (1/3ページ)

2017.6.3 05:00

上海の歩道に並ぶ自転車シェアサービスの自転車。運営会社で車体の色が異なるが、サドル周辺のQRコードでロックを解除するのは同じ(ブルームバーグ)
上海の歩道に並ぶ自転車シェアサービスの自転車。運営会社で車体の色が異なるが、サドル周辺のQRコードでロックを解除するのは同じ(ブルームバーグ)【拡大】

 □日本電動化研究所代表取締役・和田憲一郎

 最近、お金を持ち歩かない、いわゆるキャッシュレス化が叫ばれている。日本では一部、携帯電話による支払いなどが導入されているが、先般、中国出張の際、中国のキャッシュレス化を目の当たりにしたので、筆者が感じたことを述べてみたい。

 中国の地方にある小さな焼き肉屋に行ったときのことである。以前はクレジットカードも使えず、現金払いしかできなかったが、今回は精算の段になり、お店のおばちゃんが「QRコードを呼び込めば支払うことができますよ」とのこと。思わず一緒に行った人と、ついにここまで携帯電話によるキャッシュレスが普及してきたかと目が点になった。

 ◆一足飛びの中国に驚き

 筆者より詳しい方も多いかもしれないが、近年、中国ではキャッシュレス化、それも日本とは異なるやり方で急激に発展している。

 日本のキャッシュレスといえば、クレジットカードやプリペイドカードを思い浮かべるかもしれない。しかし、中国ではほとんどの場合、携帯電話を使った銀行のデポジット口座からの引き落としだ。有名なのは「支付宝(アリペイ)」であろうか。

 中国ではなかなかクレジットカードやプリペイドカードが普及しなかったことから、一気にカードを持ち歩かない、つまり口座に金があり、携帯電話さえ持っていれば何でも決済できるシステムが普及した。確かに、滴滴出行などの配車タクシーやレストラン、新幹線、バスなど、ほとんど例えば上海では何でも使えるように思えた。

 例を示せば、自転車のシェアリングサービスでは、自転車に付けられたQRコードを読み込み、IDを認証すると自転車のロックが外れ、使用時間分だけ料金が引き落とされる。日本のようにクレジットカードを事前登録する必要はない。

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