史上最大級の大きさ実現 ガシャポン「ザク」が20万個以上売れている秘密 (5/7ページ)

2017.6.4 13:10

バンダイのガシャポン「機動戦士ガンダム EXCEED MODEL ZAKU HEAD」が売れている(C)創通・サンライズ
バンダイのガシャポン「機動戦士ガンダム EXCEED MODEL ZAKU HEAD」が売れている(C)創通・サンライズ【拡大】

  • 自販機からはこのような形で出てくる(C)創通・サンライズ
  • 組み立てると、このような形になる(C)創通・サンライズ
  • 完成時のサイズだけでなく、仕掛けを加えた(C)創通・サンライズ
  • 作り方の手順(C)創通・サンライズ
  • シェルを外すと、このような部品が入っている(C)創通・サンライズ
  • バンダイの本社から東京スカイツリーを眺めることができる(C)創通・サンライズ

松原: ですね。フィギュアを購入する人は、指名買いが多い。ガシャポンの場合も指名買いをする人はいますが、それほど多くはありません。通りすがりに「あ、おもしろそう」と感じて、購入する人が多いですね。というわけで、これまでにはなかった切り口であったり、これまでになかったキャラであったり、新しい要素をできるだけ取り入れるようにしています。そうしなければ、自販機の前でなかなか足を止めてもらえませんので。

土肥: 商品を開発していて、「これはイケる。絶対に売れる」と思う瞬間ってあるのでしょうか?

松原: 頭の中であれこれ考えて、いいアイデアが浮かんだときには「これはイケる。絶対に売れる」と思うんですよ。しかも、しょっちゅうそのように感じる。でも、それを形にしたとき「これは違う。難しい」と感じることも、しょっちゅうあるんですよね(涙)。

 頭の中であれこれ考えて、「これはイケる」と思って、試作品をつくってみる。しかし、平凡になっていたり、新しさがなかったり、そう感じたときには無理に商品化することはありません。そこで「何が足りないのか」「どんな要素を取り入れれば、新しく見えるのか」を考えて、設計段階から見直しています。ただ……。

土肥: ただ?

松原: 頭の中で「これはイケる。絶対に売れる」と思って、実際につくってみて「イケる!」と感じたときには、ヒットすることが多いですね。

「新しい」と感じてもらうために

土肥: 世の中には商品があふれていますよね。そうした中で、消費者に「新しい」と感じてもらえることって、かなり難しいのではないでしょうか。

松原: 難しいですね。頭の中で「これは新しい。斬新だ」と思っていても、ちょっと調べてみると、すでにどこかで使われていることが多い。でも、そこであきらめてしまうと、そこで終わってしまう。あるアイデアが浮かべば、それに合うようなアイデアを掛け合わせてみる。これがダメだったらこれで、1つがダメだったら2つで……といった具合に組み合わせることで、これまでになかった形になることがあるんです。

 新しいことをどうやれば生み出すことができるのか。お客さんをどうすれば驚かせることができるのか。そのためには、頻繁に「これとこれを組み合わせれば新しいモノが生まれるかもしれない」といったことを考えなければいけません。

「NG」になる商品は

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。