出光社長らの選任反対へ 創業家、株主総会で ほかの株主に賛同呼びかけ

記者会見する出光興産創業家の代理人の鶴間洋平弁護士=2017年6月5日、東京都千代田区大手町のJAビル(会田聡撮影)
記者会見する出光興産創業家の代理人の鶴間洋平弁護士=2017年6月5日、東京都千代田区大手町のJAビル(会田聡撮影)【拡大】

 石油元売り2位の出光興産の創業家代理人は5日、29日に予定されている株主総会で月岡隆社長ら5人の取締役選任議案に反対する意向を表明した。創業家が反対している昭和シェル石油との合併を進めていることなどが理由で、今後、ほかの株主にも賛同を求めていくとしている。

 反対するのは月岡氏のほか、関大輔副社長と丹生谷晋取締役、本間潔執行役員、社外取締役候補の橘川武郎氏。代理人の鶴間洋平弁護士は記者会見で、月岡氏らは合併を進めてきただけでなく、海外事業でも失敗しているなどと批判した。

 出光と昭和シェルは、合併を待たずに業務提携を進め、統合効果を上げる方針を示している。鶴間氏は提携について「経営統合を前提としないなら、進めるべきものは進めるべきだ」とした。

 出光と昭和シェルは2015年11月に合併することで合意したが、出光の33・92%の株式を保有するとされる創業家の反対で進んでいない。創業家は昨年の株主総会でも月岡氏の取締役選任議案に反対したが、賛成多数で選任された。