それでも通ってしまうけど… 急速に店舗を増やす「やよい軒」の唯一の欠点 (3/5ページ)

2017.6.12 06:25


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 ウリは自動かつお節削りマシン

 2015年に創業家の三森久実会長が亡くなってからは、お家騒動が勃発。ちょっとイメージが悪くなっています。三森会長は以前、村上龍の経済番組「カンブリア宮殿」に出演し、「自動かつお節削りマシン」を各店に導入し、「削りたての鰹本枯節」を常に提供できると自慢していました。だから私がいつも頼むのは、「四元豚とたっぷり野菜の蒸し鍋定食」(税込み887円)で、ポン酢タレに、香りの良い鰹本枯節をまぶして食べます。この鰹本枯節が出なくなったら、三森路線が変更されたと理解しましょう。いつまでも残っていて欲しい、逸品です。

 定食類は、800~900円台のメニューが中心です。最近は牛タン定食など1000円を越える商品も出して、プチレストラン化を進めています。 ごはんのおかわりはできませんが、あらかじめ大盛りを頼めば、無料で対応してくれます。そういう意味では、じゅうぶん腹一杯になります。

 ただひとり客の場合、混んでいると、中央の大テーブル(一部店舗、六本木店はあり)に誘導されがちで、それが嫌という人もいます。なんかシェアハウスの夕食みたいで。しかも、恋も何も芽生えずって、当たり前だっちゅうの。この大テーブルがなかったら、ほんとレストランです。つまり大テーブルこそが、定食屋、大戸屋のアイデンティティーなんですね。

 一方、後発の「やよい軒」は、使い勝手の良さと、値段で勝負です。運営元は東証1部上場企業のプレナスで、持ち帰り弁当の「ほっともっと」の運営元でもあります。正式な1号店は2004年でしたが、10年ばかりの間に、店舗は300件越え(2017年4月現在で333店)。さすが上場企業、馬力が違いますね。

白眉は「生姜焼き定食」

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