日本気象協会による気象情報を使った「需要予測の精度向上・共有化による省エネ物流プロジェクト」で、製造業分野の予測誤差がほぼゼロだったことが、プロジェクトの最終報告で分かった。予測誤差による、作りすぎの無駄がほとんどなくなったという。
プロジェクトは、経済産業省と共同で2014~16年度に実施。相模屋食料(前橋市)の豆腐製造を販売先の天候を予測して最適化した結果、生産量と出荷・納品した量の差がほぼゼロになったという。同協会では「実験結果を基に全国規模に換算すると、豆腐の場合、約5840トンの食品ロス削減が期待される」としている。