バンダイナムコエンターテインメントは13日、仮想現実(VR)技術を使ったアトラクションで遊べるアミューズメント施設「VR ZONE SHINJUKU」の概要を発表した。7月14日に新宿・歌舞伎町に開設する。任天堂のゲームキャラクター「マリオ」や人気漫画「ドラゴンボール」など、知名度の高いIP(知的財産)を使ったものなど16のアトラクションをそろえ、幅広い利用者を取り込む狙い。アドアーズやセガエンタテインメントなどもVR体験施設に参入しており、こうした動きは広がりそうだ。
バンダイナムコは映画館跡に、2階建てで延べ床総面積3500平方メートルの巨大施設をオープン。利用者はゴーグル型の端末やヘッドホンを着け、ゲームセンターのゲーム機のような筐体(きょうたい)で遊ぶ。
「マリオカートアーケードグランプリVR」では、マリオらキャラクターたちが多様なコースでレースをするゲームのVR版。利用者自身が車に乗り、人気ゲームの世界に入って迫力満点のレースを楽しめる。「ドラゴンボールVR秘伝かめはめ波」は、両手を前方に突き出すポーズをすることで、主人公が使う必殺技を体験できる。
アドアーズは東京・渋谷に昨年12月に開設し、グリーなどがアトラクションを提供。セガも、歩き回って楽しむVRアトラクションを提供する施設を秋葉原で準備中だ。