きょうから専門家会議 高度自動運転の技術指針作成へ

2017.6.19 05:00

 ■IT企業やメーカー後押し

 国連の専門家会議は、人が原則的に操作しない高度な自動運転車の技術の大枠を示す指針について議論をスタートする。国連が秋以降に策定作業を本格化する国際的な安全基準の前提となり、自動車メーカーやIT企業などによる開発を後押しする狙いだ。

 技術指針は、専門家会議が19日からスイス・ジュネーブで開く会合で検討に着手。自動運転技術の1~5の5段階のうち、人工知能(AI)などのシステムが原則的に操作し、緊急時のみ人が運転する「レベル3」以上が対象となる。レベル3の乗用車は市販化されておらず、専門家会議のテーマとなるのも初めて。

 指針には、レベル3以上の技術の基準に関する基本的な考え方が盛り込まれる見通し。レベル3はシステムから人に操作を切り替えるタイミングが主な焦点で、対象の道路を自動走行が実現しやすい高速道に限定するか一般道も含めるかなどを検討する。

 会合では自動運転車を使った輸送サービスなどもテーマとなる。日本や欧州では、過疎地などの交通アクセスや物流手段としての利用が計画されており、どのようなサービスを検討対象とするかを話し合う。

 専門家会議はこれまで、ドライバーが操作の責任を負うことを前提に、アクセルやブレーキなど複数の操作が自動化された「レベル2」以下について議論。車線維持の基準などが成立している。

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【用語解説】自動運転のレベル

 ハンドル、アクセル、ブレーキ操作のいずれかが自動のレベル1から、全ての操作が自動で、人が一切関わらない「完全自動運転」のレベル5まで技術水準に応じて分類される。当初は4段階だったが、最高レベルの完全自動運転に関し、今年5月から高速道や過疎地など対象地域を限定するレベル4と、一切の制限がないレベル5に細分化し、5段階となった。

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