Nokia Technologies Japan(ノキア日本法人)は6月21日、日本の一般消費者向けデジタルヘルスケア市場に進出し、新製品を投入すると発表した。スマートフォンと連携するWi-Fi対応体重計や、海外で発売済みのウェアラブル活動量計などを、家電量販店やAmazon.co.jp、Apple Storeなどで数週間以内に順次発売する。
フィンランドに本社を置くNokia Technologiesは、2016年6月にデジタルヘルスケア製品を手掛ける仏Withings(ウィジングズ)を買収。旧Withings製品を全てNokiaブランドに変更して取り扱っている。
新たに日本でも、海外で販売中の活動量計「Steel HR」「Steel」「Go」や、Wi-FiとBluetoothに対応する体重・体組成計「Body+」「Body Cardio」を発売。さらに、体重計の新製品として、ベーシックモデルの体重計「Body」を販売する。Bodyは価格を8510円(税込)に抑えつつ、スマートフォンアプリ(iOS/Android)と連携し、最大8人までの体重変化などを記録できるという。
約10年ぶりに日本のコンシューマー市場へ再進出
「日本の一般消費者向け市場へ、約10年ぶりに戻った」--Nokia Technologies Japanの守屋文彦統括責任者は、“日本再進出”を強調する。
ノキアの主力事業は、B2Bのネットワークインフラ関連事業だ。現在も国内大手3キャリアにモバイルネットワーク向け無線機を提供しているほか、次世代通信規格「5G」実用化に向け、関係各所との協議で中心的な役割を担っているという。