□ビーブレイクシステムズ・白岩次郎社長
働き方改革の方針が政府から示され、各事業所が生産性向上に取り組む一方、働く現場の負担軽減が求められる中、営業から財務会計までの業務システムを一つに集約することで効率化する「統合型基幹業務パッケージソフトウエア」(ERP)の事業所への導入が拡大している。ERP開発を手掛けるビーブレイクシステムズは15日に東証マザーズに新規株式公開した。白岩次郎社長は「4年以内にアジアに進出し、将来はアジアでナンバーワンのERPを目指す」と話している。
--ERPが注目されている
「ERPは購買、在庫、プロジェクトの管理や、財務会計などの基幹業務を網羅しているソフトウエアのことで、事業者の幅広い業務を統合している。全ての情報が一元化されて業務が効率化でき、経営が“見える化”できる。生産性が向上し、働き方改革の実現にも貢献することから注目されていると思う」
--事業内容は
「一つの柱はクラウドERP製品をシステム、派遣、広告、インターネット、コンサルタントの5業種向けに特化して提供している。もう一つは大手ITサービス提供企業の開発案件に参画して、システム開発を行うシステムインテグレーション。各事業の売上高は半々だが、利益はERPが6割を占める」