東芝は28日、三重県四日市市の半導体工場で建設中の第6棟に最先端設備を導入するため、2017年度中に総額約1800億円を投資すると発表した。データセンター向けなどの需要拡大が見込まれており、記憶容量の多い最先端の「フラッシュメモリー」を生産する体制を整える。
設備投資はこれまで、工場を共同運営する米ウエスタン・デジタル(WD)の子会社が加わってきた。だが現在は、半導体子会社「東芝メモリ」(東京)の売却をめぐって東芝とWDの対立が激化している。東芝は、共同で投資するかどうかをめぐりWDと協議中だが、不調に終わった場合は単独で実施する。