いま貨物が熱い!! 佐川急便、トヨタは専用列車 コンテナずらり編成美 (1/3ページ)

安治川口に到着するスーパーレールカーゴ。夜の東海道を駆け抜けてきた
安治川口に到着するスーパーレールカーゴ。夜の東海道を駆け抜けてきた【拡大】

  • 早朝の安治川口に到着する貨物列車
  • 安治川口で待機するEF210型電気機関車(右)。左奥には休息するスーパーレールカーゴも見える
  • 安治川口で出発を待つ貨物列車

 長距離トラックの運転手不足を背景に、注目を浴びている貨物列車。一般的には地味な印象を持たれがちで、決して乗車することはできないが、ファンの間で人気の存在がある。佐川急便やトヨタ自動車など、運送会社やメーカーが走らせる専用列車がそれだ。

 時速90キロ超の俊足

 かつては寝台特急が往来していた夜の東海道・山陽線。ブルートレインがなくなった現在では貨物列車の独壇場となっている。その中で最高時速130キロというJR貨物ナンバーワンのスピードを誇るのが佐川急便専用列車の「スーパーレールカーゴ」だ。

 下りは東京貨物ターミナル(東京都品川区)を23時14分に発車し、大阪の安治川口(大阪市此花区)に5時26分に到着する。走行距離は約560キロ、平均時速は90キロを超える韋駄天ぶりを発揮。「SAGAWA」のロゴ入りで統一されたコンテナを載せて走る姿は、スターの風格が漂う。

 運行開始は平成16(2004)年。トラックからのCO2排出量を減らそうという考えが背景だった。速さの秘密は世界初の「貨物電車」であることだ。一般の貨物列車は貨車を機関車が牽引するが、スーパーレールカーゴのM250系は編成のうち、前後2両ずつの計4両がモーター付き車両で、中間の12両が付随車。1編成にコンテナ28個が載せられ、積載量は往復で大型トラック56台分に相当する。

真夜中の佐川vs福通

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