【クラウドWatch】AIで高まる「職場の幸福感」 日立、働き方アドバイスの効果確認 (1/3ページ)

名札型ウエアラブルセンサーを身に着ける日立研究開発グループ技師長の矢野和男氏
名札型ウエアラブルセンサーを身に着ける日立研究開発グループ技師長の矢野和男氏【拡大】

 日立製作所は、人工知能(AI)技術とウエアラブル技術を活用した組織の幸福感(組織活性度)を計測する技術について、2016年6~10月に日立グループ内の営業部門を対象に実証実験を行った結果、AIによる従業員への働き方アドバイスが、組織活性度の向上に寄与することを確認したと発表した。

 「個人の無意識」分析

 日立では、社会課題となっている働き方改革に対し、人や組織の活性度、幸福感と生産性の関係に着目し、人工知能「Hitachi AI Technology/H(以下、H)」と、名札型ウエアラブルセンサーの活用による組織活性度を計測・分析する技術を15年に開発した。

 ウエアラブルセンサーでは、赤外線送受信装置により会話の量や相手(二者間の対面状態を赤外線で検知)を、加速度センサーにより体の動きや会話の質(体の揺れから振る舞いを推定)をデータとして取得。また、赤外線ビーコンを設置することでエリアに滞在している人を検知し、例えば会議の人数や時間などを算出することを可能にした。

 こうして定量化されたデータと幸福感に関する質問の調査結果からは、無意識な身体運動の持続時間の多様性が、組織の幸福感と強く相関していることが判明。人間には無意識に身体が静止している時間があり、「静止せずに動き続ける時間(持続時間)」の分布を調べると、活性化し、ムードが良く、幸福感の高い組織ほど、持続時間の多様性・ばらつきが大きいことが分かったという。

受注目標11%上回る

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。