九州北部を襲った豪雨で、ダイハツ工業が5日夜から工場の稼働を一時休止するなど、企業の生産活動に支障が出た。一部地域では郵便局が窓口業務を休止。宅配便の配達ができなくなるなど物流網に混乱も生じた。スマートフォンの通信障害も続き、暮らしに不可欠なサービス再開の見通しは依然として立っていない。
ダイハツはエンジンを生産する久留米工場(福岡県久留米市)を5日夜から一時停止した。軽自動車を生産する大分工場(大分県中津市)も6日は休止したが、7日朝に再開する予定だ。
ヤマト運輸は、福岡県朝倉市の一部と東峰村宛ての荷物の受け付けを全国で中止した。福岡県や大分県、長崎県の一部では配達に遅延が生じる可能性があるという。
佐川急便も、福岡県と大分県の一部地域で集荷や配達が不能になっていると明らかにした。