「加熱式たばこ」商戦激化へ 先行アイコスをJTとBATが追撃 その風味は… (1/5ページ)

JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座
JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座【拡大】

  • JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座
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  • JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座
  • JTの「ploomTECH(プルーム・テック)」。本体(手前右)からの電気でカートリッジ(中)内の液体を加熱、たばこカプセル(左)を通った蒸気を吸う仕組みだ
  • プルーム・テックの本体(右)とリキッドカートリッジの接続部。カートリッジ内のコイルに通電して加熱する。金属製で捨てにくい
  • フィリップ・モリス・インターナショナルの「iQOS(アイコス)」。専用たばこを差すホルダー(中央)は、ケース(中央左)にしまって充電する。中央右はホルダーを清掃するブラシ
  • 分解したアイコスのホルダー。突き出した加熱ブレード(右)が見える。何本も吸ったためカスが溜まっている
  • ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「glo(グロー)」。本体(中央)上部のふたをスライドさせて開口部に専用たばこを差し、本体正面のボタンを押して加熱する。
  • 底部のふたを開けたグロー。何本も吸っていると、ふたの空気穴から汚れがにじむので注意が必要だ

 大手3社による「加熱式たばこ」の販売合戦がついに本格化してきた。これまで一部地域でテスト販売していた日本たばこ産業(JT)と英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の2社が、相次ぎ東京都内での販売を開始。先行する米フィリップ・モリス(PM)は、3月発売の改良版機種で迎え撃つ。愛煙家の選択肢はぐっと広がるが、しかし紙巻きたばこの新製品のように気軽な「試し買い」をしにくいのは悩ましい。そこで、各社の動向とともに3製品の特徴を比べてお伝えしたい。

全国での対決は来年に

 実はJTの「ploom TECH(プルーム・テック)」は、同社初の加熱式たばこではない。初代「プルーム」を2013年に発売している。たばこと香料の詰まったカプセルを電気加熱して吸う仕組みだが、蒸気の熱さやカプセルの割高感が不評で、販売を終えた。

 その名称を引き継ぎ、16年3月に福岡市限定で発売したプルーム・テックはまったくの別物だ。

 今年6月29日、銀座と新宿の旗艦店など東京都心約100カ所で販売を始め、注文殺到で中断を繰り返したネット販売も再開。ただ全国での店頭販売は18年上期と、3社中最後になる。紙巻きたばことまったく異なるたばこカプセルの生産設備を整えるのに時間がかかっているためだ。

 PMの「iQOS(アイコス)」は14年11月に名古屋地域で発売し、全国拡大を16年4月に完了させた。販売台数はすでに約300万台に上り、JTとBATを大きくリードしている。

アイコスは独特の焦げたような香りが特徴

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