【Sakeから観光立国】IWCのチャンピオン・サケに南部美人 (1/2ページ)

チャンピオン・サケの受賞を喜び合う久慈夫妻=6日、ロンドン
チャンピオン・サケの受賞を喜び合う久慈夫妻=6日、ロンドン【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 先週6日の夜、英ロンドンのパークレーンヒルトンホテルでアカデミー賞さながらの盛大な授賞式となった、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2017のアワードディナーが行われた。1984年から開催されてきた世界最大のワイン審査会だ。出品酒は全世界から1万3000銘柄以上が集まるが、07年に創設されたSAKE(日本酒)部門も1245銘柄を集め、海外の日本酒審査会では最大規模を誇る。

 今年の頂点となるチャンピオン・サケは南部美人(岩手県二戸市)の「南部美人 特別純米酒」が受賞。アナウンスで紹介されると躊躇(ちゅうちよ)する夫人の手を引いて、登壇した久慈浩介社長の笑顔が、会場からの大きな拍手でさらに輝いた。

 昨年も本醸造部門トップとしてファイナリストとなり夫妻で渡英したが、チャンピオン・サケには届かなかった。「来年もロンドンにいきたい」と励ました夫人と「妻に世界一の景色を見せたい」と語っていた久慈社長は「この世界規模の受賞を蔵のある地域の情報発信につなげたい」と意欲を見せた。

 日本酒は全生産量の3%程度しか輸出されていない。小さな海外市場を広げるために、早くから海外進出に尽力してきた久慈社長は、もう10年以上前にIWC・SAKE部門を設立するきっかけとなったロンドンでの「SAKE講座」に協力した蔵元の一人だ。その講座は巨大なワイン市場に投じた小石くらいのものだった。しかし日本酒の国際化のためと、日本の地方から英国へ遠路はるばる渡って投げた小石はいま大きな波紋となって広がっていると感じる。

今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。