【講師のホンネ】6秒間のアンガーマネジメント 上野恵利子 (1/2ページ)


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 精神科で看護師として働きながら、イライラや怒りと上手につきあう方法「アンガーマネジメント」について伝えている。看護師は患者の怒りを受けたり、患者に怒りを感じることもある。人が持つ喜怒哀楽のうち、最も扱いにくいのが怒りの感情といわれる。なりふり構わず怒りをぶちまけると、人間関係を悪くしたり、後悔したり、ため込んでストレスになり、体に悪影響を及ぼすこともある。

 怒りを感じると脳では交感神経が優位となって脈拍が速くなり、血圧が上がる。さらには筋肉が緊張し呼吸が速くなる。つまり体が興奮状態になるのだ。

 そのため、怒りやすい人は心筋梗塞や脳卒中を起こしやすい。米ハーバード公衆衛生大学院の研究では、激しい怒りの後では、心筋梗塞や心臓発作を起こす危険性が4.7倍に上昇することが判明している。怒るとストレスホルモンの「コルチゾール」が増えるため免疫機能も低下し、肌の老化が進む。シミやシワが増えるので美容の大敵でもある。

 患者に対しての怒りをため込んでいると、あるとき急に爆発して「あの看護師は怖い」と思われたり、怒りを抑えていると、いろいろなことに気遣いが行き届かずに失敗したりする。言わないで我慢していても態度に出て、「怒ってるの?」と気を使わせて落ち込むことも…。

米国では40年以上の歴史があるアンガーマネジメント

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