米アマゾン・ドット・コムのロボコンを日本初開催-。米アマゾングループのアマゾン・ロボティクスによるロボットコンテスト「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ(ARC)」が27~30日、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや、名古屋市港区)で開かれる。世界10カ国・地域から16チームが出場し、日本からは4チームが参加、初優勝を狙う。
ARCは、最先端のロボ技術を用いて、倉庫内で円滑に商品を自動的に取り出す解決策を見つけることを目的に2015年に米国、16年にドイツで開催された。
最先端のソフトウエアとハードウエアを駆使し、15分の制限時間内に棚から商品を取り出した数、棚に商品を入れた数によって勝敗を決める。
27日はリハーサルで、競技は28日に棚入れ競技、29日に棚出し競技を実施。上位チームによる最終ラウンドが30日に行われる。
日本からは、MC^2(三菱電機、中部大学、中京大学)、NAIST(奈良先端科学技術大学院大学、パナソニック)、TeamT2(鳥取大学、東芝)、TeamK(東京大学)が参加する。日本勢ではMC^2とTeamKが、過去2回のコンテストに出場した経験があり、TeamKが昨年の棚出し競技で5位になったのが最高位だった。
数多くの製造業が集積する名古屋で、世界の大学や企業を相手にどんな戦いを挑むかに注目が集まりそうだ。