トヨタ自動車が、2020年東京五輪・パラリンピックの公式車の一つとして特別モデルの電気自動車(EV)の開発を検討していることが26日、分かった。走行時に二酸化炭素を排出しないEVを通じて世界に環境技術をアピールする。
トヨタは国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)と最高位のスポンサー契約を結んでいる。水素をエネルギーにして、走行時に水しか出ない燃料電池車(FCV)などと併せ、選手らが移動の際に使う車にEVを提供したい考えだ。モデルの詳細は今後詰める。
EVはガソリン車やディーゼル車に代わる車として各社が開発を加速。トヨタは20年までに本格参入することを目指している。五輪特別モデルの技術を量産車に生かすことも検討する。