IHI・NEDOが海流発電の実証実験 昼夜・天候不問、安定して使用 (1/3ページ)

IHIが公開した海流発電装置「かいりゅう」
IHIが公開した海流発電装置「かいりゅう」【拡大】

  • 三井造船が神津島沖に設置した波力発電装置

 黒潮などの力で電気を作り出す「海流発電」の実用化が近づきつつある。IHIは8月、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と海流発電の実証実験を行う。海流発電の実験は世界初で、2020年にも実用化したい考え。資源が乏しく、四方を海に囲まれた海洋国家の日本だけに、実用化できれば巨大な恩恵を受けられそうだ。

 ◆設備稼働率60%超見込む

 「海流エネルギーを生活に役立てる第一歩を踏み出した。非常にうれしい」

 IHIとNEDOによる海流発電の実験実施に伴い、7月17日に鹿児島県いちき串木野市の串木野港で行われた記念式典。IHIの石戸利典副社長は出席者を前にそう抱負を述べた。

 式典では、全体を3つに分割され、青と黄に塗られた20メートル四方の巨大な発電装置「かいりゅう」も披露された。IHIの横浜事業所(横浜市磯子区)で製造され、式典の3日前に船で串木野港まで運ばれた。

 かいりゅうは、海底に沈めたおもりからワイヤでつなぎ、たこ揚げのように水中を浮遊させて運用する。直径11メートルの羽根を背面に取り付け、タービン発電機を内部に格納したカプセル型装置を、浮力を調整したりする装置の左右に1つずつ配置、海流を受けると羽根が回って発電する仕組みだ。合計で40~50世帯分の使用電力に当たる100キロワットの発電能力を備えた。

 2つの羽根を互いに逆方向に回転させるため、浮遊しやすく、安定した姿勢の保持が可能。浮力を調整して海上に浮上させればメンテナンスや修理も容易だ。IHIの長屋茂樹・技術開発本部海洋技術グループ部長は「搭載機器のほとんどを国産の装置で構成しており、オールジャパンで作り上げた」と強調する。

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