サントリー、エコペットボトル開発に挑む 「植物由来100%」実用化目指す (1/3ページ)

「サントリー天然水」を検品する従業員(同社提供)
「サントリー天然水」を検品する従業員(同社提供)【拡大】

  • 「サントリー天然水」を製造する南アルプス白州工場=山梨県北杜市(同社提供)

 サントリーホールディングス(HD)が環境にやさしいペットボトルの開発に力を注いでいる。ペットボトルの軽量化をはじめ、ペットボトルに使用する樹脂の使用量を削減したり、再生樹脂の活用などに取り組むことで、省エネ化、コスト削減にもつなげたい考えだ。

 ◆極限まで軽量化

 ペットボトルは、汎用(はんよう)プラスチックのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂と呼ばれる石油由来の原料でできている。ペットボトルに使う合成樹脂量を減らせば、石油使用量が減少し、ひいてはエコにもつながる。

 そこで同社が挑んだのが、ペットボトルの軽量化だ。ボトルの形状や成型技術などを見直したほか、原料の一部を石油由来から植物由来に置き換えた。さまざまな改良を加えた結果、1990年に80グラムあった「サントリー天然水」の2リットルのペットボトルの重量は2013年には約62%減の29.8グラムを実現した。同じく550ミリリットルは13年には96年比約65%の11.3グラムのボトルを導入した。

 取り組みはボトル本体にとどまらず、キャップも対象だ。キャップはポリエチレンと呼ばれる石油由来の汎用プラスチックでできているが、植物由来原料を30%使用したキャップの開発に成功。同社によると、従来のキャップと比べて石油由来原料の使用量を約35%、二酸化炭素(CO2)排出量を約27%それぞれ削減できるという。導入は現在、「天然水」の550ミリリットルボトルのみだが、17年末にかけて2リットルボトルにも広げていく予定だ。

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