□日産自動車 第二製品開発本部部長兼車両開発責任者・村上慎一さん(56)
--高速道路の同一車線内を自動運転する「プロパイロット」機能をスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」の新モデルに搭載した
「プロパイロットの搭載は、昨年8月に改良したミニバン『セレナ』に続き2車種目になる。エクストレイルは全世界で年間80万台以上販売している人気車種だ。幅広い層にプロパイロット機能を利用してもらいたい。セレナと異なり重心が低いので、プロパイロット機能の搭載で、より安定して走行できるメリットがある」
--リヤバンパーの下に足先を入れて引くだけでバックドアの開閉ができる「リモコンオートバックドア」機能も搭載し、利便性が向上した
「先代モデルに続き、車両を大きく5つの共通部品に分け、自由に組み合わせて生産する効率的な方式『CMF(コモン・モジュール・ファミリー)』を採用している。外観はフロント、バンパーなどのデザインを変更し、よりタフなイメージを強調した」