慶大、次世代交通システム構築へ意欲 超高速鉄道のライバル「ハイパーループ」 (3/3ページ)

慶大SDMの学生が開発した「ハイパーループ」用のポッド(車体)(慶大SDM提供)
慶大SDMの学生が開発した「ハイパーループ」用のポッド(車体)(慶大SDM提供)【拡大】

 クリーンエネ実現

 G3はポッド改修に必要な資材を提供、チームの求めに応じて取引先から技術に精通した人材を引き合わせた。G3の奥田泰司社長兼CEOは「日本の技術をもって世界に通用するクリーンエネルギーの新しい乗り物を開発したい」と2次コンペ後も共同開発を続ける考えだ。

 慶応SDMの西村秀和教授は「日々の研究の成果と価値を社会に還元すべく、将来の交通を担えるような新たなシステムを構築したい」と意欲を語った。

 高層ビル群を縫うように敷設されたチューブ状のトンネルを乗り物が走る-。数十年前のSFの世界が、日本の技術で実現するかもしれない。

【用語解説】ハイパーループ

 イーロン・マスク氏が提唱した次世代交通システム。鉄製のチューブ状トンネル内を100分の1気圧まで減圧した真空状態にして磁力でポッド(車体)を浮上。リニアモーターで加減速し、最高速度時速1200キロを目指す。昨年12月にトンネル掘削会社が設立、ロサンゼルス市内でトンネル掘削の準備が始まった。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。