自動車メーカーで、既に生産を終了した往年の人気スポーツカー向けに補修部品を復刻販売させる動きが広がってきた。生産終了などで補修部品の入手が困難になった部品を復活させることで、長年乗り続けるファンのニーズに応える。
ホンダは9日、1991年~96年に発売した軽自動車のオープンカー「ビート」の部品を順次、復刻販売すると発表した。ビートは国内で累計約3万8000台が売れたが、販売終了から20年が経過した昨年12月末時点でも、なお5割以上に当たる約2万台が残存している根強い人気を誇るモデルだ。
ただ、主要な補修部品1600点のうち7割が生産を終えており、ユーザーから再販を求める声が強かった。