【高論卓説】フラガールを救った地域金融 不動産融資の膨張よりも地元企業育成 (1/3ページ)

 青空が透けて見える高い天井に向かって、ヤシの木々がそそり立つドーム型の建物は、夏休みの親子連れの歓声に包まれていた。広大な流れるプールとウオーター・スライダーと隣り合うようにして、フラガール・ショーの舞台はある。明るい日差しを浴びながら、サモアやタヒチ、ハワイなどのダンスが華やかに繰り広げられている。

 エネルギー革命の波にのまれて、閉山に追い込まれた炭鉱の従業員を再雇用する場として、常磐興産が1966年に経営を始めた「スパリゾートハワイアンズ」(福島県いわき市)である。常磐炭鉱を悩ませた大量の高温度の温水を逆転の発想で、当時の役員だった故・中村豊氏が巨大な温泉施設を作った。東京からポリネシアン舞踏の専門家を招いて、炭鉱の従業員の子弟を「フラガール」に養成した。映画「フラガール」(2006年・李相日監督)は、第1期生たちと炭住街の人々を描いて、施設の知名度を高めた。

 東日本大震災によって、フラガールたちは新しい物語をつづることになった。「全国きずなキャラバン」を編成して、全国と韓国まで回った。巨大地震とその余震は施設に甚大な被害をもたらし、8カ月近くも営業停止になった。

経営危機を迎えた常磐興産に地方銀行も協力

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