「究極エコカー」普及に大きな壁 EV主流で電気不足リスク、火力増設で“本末転倒”も (4/4ページ)

ホンダのFCV「クラリティフューエルセル」
ホンダのFCV「クラリティフューエルセル」【拡大】

  • 工学院大学ソーラーチームのソーラーカー新車両発表会。写真撮影に応じる応援大使の足立梨花さん=6月29日午後、東京都新宿区(菊本和人撮影)
  • トヨタの燃料電池車「MIRAI」に試乗する安倍晋三首相=2015年1月、首相官邸
  • トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI(ミライ)」=富士吉田市上吉田
  • トヨタ自動車、神奈川県などの水素供給網の構築に向けた実証事業に導入された燃料電池フォークリフト(右)と水素輸送車=7月12日、横浜市(宇野貴文撮影)
  • トヨタ自動車、神奈川県などの水素供給網の構築に向けた実証事業に導入された燃料電池フォークリフト=7月12日、横浜市(宇野貴文撮影)
  • 工学院大学ソーラーチームのソーラーカー新車両発表会。(左から)応援大使の足立梨花さん、ソーラーチームのドライバー石川はるかさん、濱根洋人監督、中川拓朗学生キャプテン=6月29日午後、東京都新宿区(菊本和人撮影)
  • トヨタ自動車、神奈川県などの水素供給網の構築に向けた実証事業に導入された燃料電池フォークリフト(右)=7月12日、横浜市(宇野貴文撮影)

 とはいえ、EVの急速な普及が新たな問題を引き起こす可能性もある。すぐに思い浮かぶのが電力不足だ。米調査会社のブルームバーグ・ニュースエナジー・ファイナンスは世界の電力消費に占めるEV充電の割合は2040年までに8%に膨らむと試算する。

 また、EVの「燃料」となる電気を大量に作るために火力発電所を増設し、CO2排出がかえって増えるという事態になれば、本末転倒だ。

 エコカーの進化と普及は、蓄電池などの技術開発を促すだけでなく、エネルギー政策全体にも関わる大きな問題にもなりそうだ。(産経新聞経済本部 宇野貴文)

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