USEN、オフィス向け配信好調 「ロッキー」のテーマ曲で残業3割削減 (1/2ページ)

USENのオフィス向け音楽を導入した三井ホーム本社では、終業時に「ロッキー」のテーマが流れて終礼、退社を促す=東京都新宿区
USENのオフィス向け音楽を導入した三井ホーム本社では、終業時に「ロッキー」のテーマが流れて終礼、退社を促す=東京都新宿区【拡大】

 有線放送のUSENが提供するオフィス向け音楽配信サービスを導入する企業が増えている。もともとは職場環境を改善し、社員の集中力向上やリラックスにつなげることが期待されてきたが昨年、「働き方改革」の機運が高まり、定時退社を促すなどの効果が改めて注目されている。導入する企業の数は、月平均で3年前と比べて約4倍に膨らんでいるという。

 USENの音楽配信は店舗向けが主力だが、2013年、社員のストレス軽減など、社会貢献の一環としてオフィス向けに特化したサービスを開始。100以上のチャンネルの中には、「別れのワルツ」や「家路」などで退社を促したり、アニメ「タッチ」などで有名な声優、日高のり子さんによるアナウンスで「ノー残業デー」であることを伝えるものが用意されている。

 音楽が、従業員の働き方改善に奏功した事例もある。三井ホームでは、課ごとの終礼を行う合図として、ボクシング映画「ロッキー」のテーマ曲を流すようにしたところ、残業時間が2~3割削減されたという。このチャンネルはもともと、士気高揚の効果を想定していたが意外性が受けたようで、「時間の管理にメリハリをつけるツール」(USENオフィスサウンド営業部の斎藤淳部長)として利用された。

涼しさを感じさせる「涼感BGM」も