【神奈川発 輝く】ニコ・ドライブ 下肢障害者向け運転装置で移動格差解消へ (1/5ページ)

起業から2年目で黒字化を実現するなど、活気あふれるニコ・ドライブの本社オフィス=川崎市高津区
起業から2年目で黒字化を実現するなど、活気あふれるニコ・ドライブの本社オフィス=川崎市高津区【拡大】

  • 下肢障害者向け手動運転補助装置「ハンドコントロール」

 自動車の運転席に座り、手元のレバーを手前に引くとアクセル、押すとブレーキがかかる。無駄な力が必要なく、スムーズにペダルを押すことができる。そんな下肢障害者向け手動運転補助装置「ハンドコントロール」を販売しているのがニコ・ドライブ(川崎市高津区)だ。

 ◆シンプルで低価格

 製品の一番の特徴は簡単な着脱。日本で一般的な車両を改造して内蔵するタイプの場合、車が変わると運転できなくなる不自由さがあるほか、代車やリース車両、レンタカーには取り付けが困難という問題も発生する。同製品はハンドルの根元部分に製品をストラップでつり下げ、それぞれのペダルに器具を挟み、ノブを締めて固定するだけの手軽なものだ。車両の改造や煩雑な取り付け作業の必要がない。全長約57センチ、重さ約1キロと持ち運びしやすく、旅先でのレンタカーにも対応できる。

 費用は10万8000円(税込み)。手動化の費用は20万~100万円程度かかるといわれるなか、格段の低価格化を実現した。車を買い替える際、改造車は下取りしてもらえないという悩みからも解放されるなど、障害者が車を持つことのハードルの多くを解消する。

 神村浩平社長(33)は「機能は最低限のものしか必要ないので、安価な製品がほしいというニーズがあった。運転補助装置分野のユニクロを目指している」と笑顔を見せる。

 ◆自立と生活の幅拡大

 神村社長は下肢に障害がある。高校時代に川崎市内をミニバイクで走行中、自動車と接触する事故に遭った。意識不明の重体を経て回復したが、脊髄を損傷していたため、胸から下が動かなくなった。以来、車椅子の生活だ。

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