21日の皆既日食で太陽光発電ピンチ! カリフォルニアで電力560万キロワット消失 (1/2ページ)

2009年7月、北硫黄島沖で観測された皆既日食(山田哲司撮影)
2009年7月、北硫黄島沖で観測された皆既日食(山田哲司撮影)【拡大】

 米国で21日に観測される見込みの皆既日食が電力供給の懸念材料になっている。月が太陽を完全に隠すことで、太陽光発電の出力が一時的に減少するためだ。普及が進むカリフォルニア州では出力が561万キロワット失われるとの試算もある。

  米航空宇宙局(NASA)によると、皆既日食が始まるのは米西部時間の21日午前10時(日本時間22日午前2時)すぎ。西部オレゴン州を皮切りに、見える場所が少しずつ南東方向に移動する。約1時間半かけて計14州を通過し、南部サウスカロライナ州に達する。米国の広い地域で観測できるのは1979年以来で、観測地域全体の住民は、米人口の約6割に相当する約2億人に上るという。

 各地の観測時間は最長2分40秒と短いが、部分日食も含めると太陽が遮られる時間は約4時間に及ぶ地域もある。米国の太陽光発電の出力は計4470万キロワット(3月末時点)と5年前から約9倍に増えており、電力供給に大きな影響を与える可能性がある。

 例えば、米企業の試算によると、カリフォルニア州は出力計1830万キロワットのうち561万キロワットが一時的に減少する。日本の標準家庭で契約容量が30アンペアならば、約187万世帯分に相当する。

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