ローソン成長てこ入れ不可欠 子会社化から半年、成果見えず 三菱商事の“次の一手”は (1/4ページ)

東京都内のローソン店舗(ブルームバーグ)
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 コンビニエンスストア3位のローソンが今年2月に三菱商事の子会社となってから、ほぼ半年が経過した。社外役員を除く取締役5人全員が三菱商事出身となり連携の強化を進めるものの、今のところ目立った成果は出ていない。差が開く首位セブン-イレブン・ジャパンに対抗していくためにはもう一段のてこ入れが不可欠で、親会社・三菱商事が探る“次の一手”が鍵を握る。

 売れる商品開発急ぐ

 「子会社になったことで三菱商事にのみ込まれてしまうのではないか」

 5月30日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開かれたローソンの株主総会では、経営陣への批判が相次いだ。三菱商事は約1500億円を投じ、2月に株式公開買い付け(TOB)でローソンへの出資比率を33.4%から50%超に引き上げ子会社化した。ローソンの一部株主は、そのことに不安や不満を感じたようだ。

 これに対し、総会で議長を務めた三菱商事出身の竹増貞信社長は「三菱商事はローソンの上場と経営の自主性を維持する。独立した上場会社として相乗効果を追求していきたい」と、かわすのが精いっぱいだった。

 資源価格が低迷した2016年3月期に創業以来初の最終赤字に転落した三菱商事は、非資源部門の強化を急いだ。その一環としてローソンの経営への関与を強め子会社化に至った。

ローソンも、ある程度は三菱商事との連携強化を望んでいたが…